みえの感染症ガイドブック
日本紅斑熱:4類感染症:全数把握疾患
(Japanese spotted fever)
病原体  リケッチア・ジャポニカ(Rickettsia japonica
好発年齢  特になし
分布  南は沖縄〜北は千葉まで、主に温暖な地方で発生
性差  特になし
好発時期  4〜10月
県内及び国内における発生状況

2017年の都道府県別届出状況(最新週報:今週届出数と本年届出数累計)

 本症を媒介するマダニは国内に広く生息していることから注意を要する。

感染経路 ○病原体を保有するマダニによって媒介される。
○ヒトからヒトへの感染はない。
潜伏期間  2〜8日
感染期間  有熱時(通常はヒトからヒトへの感染はない)
症状 ○マダニ刺咬後2〜8日して、頭痛、高熱、悪寒戦慄をもって急激に発症する。全身倦怠感、関節痛、筋肉痛などを伴う。
 発熱とともに米粒大の辺縁不整の紅斑が手足、手掌、顔面に多数出現し全身に広がる。掻痒感がないのが特徴。熱型は弛張熱で、高熱時には39.5〜40℃以上となる。マダニによる刺し口をほぼ90%に認める。
○重症化すると痙攣、意識障害、播種性血管内凝固症候群(DIC)などを引き起こす。
感染予防
感染管理
○ワクチンはない。
○マダニの防御・駆除を行う。
○野山に立ち入る際にはダニに刺されないよう注意すること。
○症状が出たら直ちに医療機関に受診し、速やかに治療を受けること。
治療   ダニ媒介性リケッチア症の一般的な治療および予防法に準じて行う。治療には、本症を早期に疑い適切な抗菌薬を投与することが極めて重要である。第一選択 薬はテトラサイクリン系の抗菌薬である。また、ニューキノロン系薬が有効であるとの報告もある(ツツガムシ病には無効)。βラタム系の抗菌薬は全く無効である。
(引用:国立感染症研究所感染症情報センター「感染症の話:日本紅斑熱」) 
詳細情報  国立感染症研究所感染症情報センター:感染症の話へ
 日本紅斑熱の治療−重症例、死亡例の検討と併用療法の有用性(IASR)

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