みえの感染症ガイドブック
レジオネラ症:4類感染症:全数把握疾患
(Legionellosis)
病原体  レジオネラ属菌(主に、レジオネラニューモフィラ(Legionella pneumophila ))
好発年齢  成人、高齢者
分布  世界的に分布
性差  男性に多い
好発時期  市中発生は9〜10月、院内発生は通年
県内及び国内における発生状況
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15  16
三重県 4 0 0 0 1 2 6 12 21 11 6 7 12 19 17  23  11
全国 154 86 167 146 161 281 519 668 893 717 751 818 899 1124 1246 1587 874


2016年の都道府県別届出状況(最新週報:今週届出数と本年届出数累計)

 全国では入浴施設(循環式浴槽水など)における集団発生事例が報告されているが、感染源の判明していない事例も多い。 05〜06年にかけて増加傾向がみられ、今後の動向に注意を要する。

感染経路 ○環境中からのエアロゾル(飛沫核)や土埃の吸入による経気道感染
○ヒトからヒトへの感染はない。
潜伏期間 ○レジオネラ肺炎:2〜10日(平均4〜5日)
○ポンティアック熱:1〜2日(平均38時間)
感染期間 ○肺炎の持続期間
○ポンティアック熱では生菌の関与は不明
症状  病型はレジオネラ肺炎とポンティアック熱に大別される。その他に身体各所の化膿性病変、虫垂炎、血液透析時の瘻孔(ろうこう:組織が欠損してできる管状の穴)感染、心内膜炎、腹膜炎の報告がみられるが、極めて稀である。
○レジオネラ肺炎: 高熱、咳嗽、喀痰を主症状とする細菌性肺炎である。病初期は乾性咳嗽、後に膿性痰へ移行し、特徴的な血性喀痰がみられるが、比較的徐脈である。
 逆行性健忘症、四肢の振戦、小脳失調などの神経症状がみられることもある。
 肺炎像は大葉性肺炎、気管支肺炎、肺化膿症など多彩で、胸膜炎合併は60%と高率である。
○ポンティアック熱: 突然の発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛で発症する。感冒様症状程度の場合もみられる。肺炎はないが、胸膜炎はみられる。散発例の診断は困難。
感染予防
感染管理
○ヒトからヒトへの感染はないので、隔離は不要。
○ワクチンはない。
治療   レジオネラは細胞内寄生細菌であるので、宿主細胞に浸透するエリスロマイシン、リファンピシン、ニューキノロンなどの抗菌薬を使用する必要がある。有効な抗菌薬の投与がなされない場合は、7日以内に死亡することが多い。
(引用:国立感染症研究所感染症情報センター「感染症の話:レジオネラ症」) 
詳細情報  国立感染症研究所感染症情報センター:感染症の話へ

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