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三重県感染症情報センター

感染症ってなんですか

感染症

 感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳等の症状がでることをいいます。感染症には、人から人にうつる伝染性の感染症のほかに、破傷風やツツガムシ病などのように人から人にはうつらず、動物や昆虫から、あるいは傷口から感染する非伝染性の感染症も含まれています。感染してもほとんど症状がでずに終わってしまうものもあれば、一度症状がでるとなかなか治りにくく、時には死に至るような感染症もあります。

感染症を大まかに分けると、次のようなものがあります。
感染経路で分けると
1 人から人へと感染するもの
 @ 接触して感染するもの
 A 咳やくしゃみなどで空気中に漂った病原体を吸い込んで感染するもの      
2 動物や昆虫から人へ感染するもの
3 土の中などにいて、傷口などから感染するもの
4 食べ物から感染するもの

病原体で分けると
1 ウイルスによって起こるもの
2 細菌・真菌によって起こるもの
3 寄生虫、原虫によって起こるもの
4 その他(リケッチア、クラミジアなど)によって起こるもの



感染症対策

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

 1969年のラッサ熱の出現以降、これまで知られていなかったエボラ出血熱、エイズ、腸管出血性大腸菌感染症、SARS(重症急性呼吸器症候群)など30種類を越える新型の感染症(新興感染症)が出現し、また、結核やマラリアなど過去に、人類に脅威を与えてきた感染症が再び流行の兆しをみせています(再興感染症)。このような感染症を取り巻く状況の著しい変化に対応するため、わが国では、これまでの「伝染病予防法」に替えて、平成11年4月1日から「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症法)が施行され、患者の人権に配慮した感染症対策が取られています。
 また、 近年、東南アジアを中心に鳥インフルエンザウイルスに人が感染し、死亡する事例が数多く報告され、これが、人から人へと感染する、いわゆる新型インフルエンザに変異し、世界的に流行することが危惧されています。このような海外における感染症の発生、国際交流の進展による人や物の移動の活発化・迅速化 等、保健医療を取り巻く環境の変化に対応するため、平成20年5月2日に感染症法が改正(5月12日に施行)され、対策の充実が図られています。

対象となる感染症

 感染症法では、症状の重さや病原体の感染力などから感染症を一類感染症、二類感染症、三類感染症、四類感染症、五類感染症のほか、世界における感染症の流行状況等に迅速に対応できるように、指定感染症や新感染症を加えた7種類に分類されています。
 平成19年4月1日からは、結核についても二類感染症として、感染症法の対象となり(結核予防法は廃止)対策が取られています。

感染症の分類

1 感染症の類型・定義・対応
感染症類型 定義 主な対応
一類感染症 感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性が極めて高い感染症 原則として入院
二類感染症 感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性が高い感染症 必要に応じて入院。
食品製造等特定業務への就業制限
三類感染症 感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性は高くないが、特定の職業への就業によって感染症の集団発生を起こし得る感染症 食品製造等特定業務への就業制限
四類感染症 動物又はその死体、飲食物、衣類、寝具その他の物件を介して人に感染し、国民の健康に影響を与えるおそれのある感染症 動物の輸入禁止、輸入検疫
五類感染症 国が感染症発生動向調査を行い、その結果等に基づいて必要な情報を国民や医療関係者等に提供・公開していくことによって、発生・拡大を防止すべき感染症 発生動向の収集把握と情報の提供
新型インフルエンザ等感染症 新型インフルエンザ(新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイルスを病原体とするもの)、再興型インフルエンザ(かつて世界的規模で流行したインフルエンザであってその後流行することなく長期間が経過しているものとして厚生労働大臣が定めるもの)をいう。 原則として入院
指定感染症 既知の感染症の中で一類から三類に分類されていない感染症において、一類から三類に準じた対応の必要性が生じた感染症で、1年を限度として政令で指定 原則として入院
新感染症 人から人に伝染すると認められる疾病であって、既知の感染症と症状等が明らかに異なり、その伝染力及び罹患した場合の重篤度から判断した危険性が極めて高い感染症 政令で指定する


2 届出別の分類(全数把握・定点把握感染症)
区分 類型 届出(届出先は最寄りの保健所長になります)
全数把握感染症 一類から四類、五類感染症の一部及び新型インフルエンザ等感染症 対象感染症に該当する患者等を診断した医師は、直ちに届け出ることになっています。
五類感染症の一部 対象感染症に該当する患者等を診断した医師は、7日以内に届け出ることになっています。
定点把握感染症 五類感染症の一部 保健所管内の人口に応じて選定した指定届出医療機関(定点)で、対象感染症に該当する患者等を診断した医師は、毎週(一部感染症では毎月)届け出ることになっています。



日頃から実践できる感染予防

 感染症は、原因となる病原体や感染経路が異なるため予防方法はそれぞれ異なりますが、基本的な予防方法は同じです。いくつかの代表的な予防方法をあげてみましたので参考にしてください。

 インフルエンザや風邪を予防するには
@日頃から十分な栄養と睡眠をとり、ストレスをためないように心身の健康に気をつけましょう。
A帰宅時のうがいと手洗いは感染症予防の基本です。
Bウイルスは低温・乾燥で安定しています。適度な室温や湿度を保ちましょう。
C予防接種は感染症予防の有力な方法です。ワクチン接種は、医師(主治医)と相談のうえ接種しましょう。65歳以上の方は、予防接種法により市町村が行うインフルエンザワクチンの接種を受けることができます。接種方法や自己負担の額など詳しくは住所地の市町村役場担当窓口にお問い合わせください。
D咳やくしゃみにより他の人に感染させないためにマスクをしましょう。

 腸管出血性大腸菌感染症や赤痢を予防するには
@調理や食事の前、また、トイレの後、おむつ交換後などは必ず手を洗いましょう。
A生ものなどはできるだけ新鮮なものを、そして持ち帰ったらすぐに冷蔵庫に保管するようにしましょう。
B肉やレバーは十分に加熱しましょう。
C調理したものは、すぐに食べるようにしましょう。
D調理用の箸と食べる時の箸は使い分けましょう(特に焼き肉の時など)。
E発熱や下血、便に血が混ざるなど普段と違う症状がでたときなどは、早めに医師の診察を受けてください。乳幼児や高齢者は特にそれら症状に注意してください。
 海外旅行時の感染症予防と気をつけたいこと
@旅行先の感染症情報などを集めて、感染する可能性のある病気の予防方法などについて、あらかじめ調べておきましょう。
A生水は病原体に汚染されている可能性が高いので、飲まないようにしましょう。
Bジュースやウイスキーなどに入っている氷は生水同様に危険です。注文するときは「ノーアイス!」。
C野菜(サラダ)や生の魚介類なども病原体に汚染されている可能性が高いので、十分に注意しましょう。
Dカットフルーツなどあらかじめ切り分けられている果物なども要注意です。
E感染症を媒介する昆虫なども多いので、虫さされなどに注意しましょう。
F旅行中や帰国後に発熱や下痢便、血便など普段と異なる症状がでた場合は、早めに医師の診察を受けてください。

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