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                 マイコプラズマ肺炎

 晩秋から早春にかけて患者数の増加が認められる場合があり、従来は4年ごとに流行を繰り返してきました。
 三重県最近の流行状況を定点医療機関当たり年間患者数の推移でみると、基幹定点では、2011年10.6人、2012年21.2人、2013年13.0人、小児科定点では、2011年28.2人、2012年39.0人、2013年15.2人となっています。全国的にも2011〜2012年にかけて大きな流行がみられました。
三重県では、2003年第1週分から独自に小児科定点医療機関(45機関)からも患者発生情報を収集しています。
 
 2018年第9週(2月26日〜3月4日)現在、基幹定点当たり週間患者数は0.2人(2人/9定点)で、小児科定点当たり週間患者数は0.2人(10人/45定点)となっています。手洗いを励行し、咳の症状がある場合にはマスクを着用するようにしましょう。

マイコプラズマ肺炎に関するQ&A  厚生労働省

小児科定点からの保健所管内別・週別の患者届出数等を見る

基幹定点からの保健所管内別・週別の患者届出数等を見る


学校等欠席者システムによる保健所管内別欠席者報告数

国立感染症研究所感染症疫学センター
全国のマイコプラズマ肺炎点当たり患者届出数(最新情報)
国立感染症研究所のホームページより

都道府県別・今週の届出数/定点当たり届出数




 

マイコプラズマ肺炎ってどんな病気?

1 マイコプラズマ肺炎とは…?

 肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)の感染により異型肺炎の症状を呈する疾患で、幼少児から青年期に多くみられます。潜伏期間は2〜3週間で、発症は全身倦怠感、発熱(39℃以上が多い)、頭痛、咳で始まります。咳は次第に激しさを増し、小児では喘鳴を認めることが少なくありません。他に中耳炎や発疹、ときには髄膜炎、脳炎、心筋炎、肝炎を起こすなど症状は多彩ですが、一般に、細菌性の典型的な肺炎に比べると重症度は低いとされています。

 
2 流行疫学

 世界的に散発ないし流行が見られる疾患で、従来4年毎の周期で発生が増減しており、最近では1984年、1988年に大きな流行がみられました。ヒトからヒトへの鼻咽頭分泌液の飛沫感染により伝播し、家族内感染もしばしばみられます。年齢により症状の重さも異なりますが、肺炎は感染者の3〜30%に発症するとされています。

 3 予防と発生時の対策

 流行時には手洗い、うがいを励行し、室内の換気をよくする必要があります。患者の感染力は発症から10日前後(症状持続の例でも6週間程度)で消失しますが、この間は濃厚な接触をなるべく避けるようにしましょう。
 治療には抗生剤による化学療法があり、マクロライド系のエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどを投与します。

 

引用(参考)文献

NIID 国立感染症研究所 IDWR感染症の話

医師からの都道府県知事等への届出のための基準