手足口病

学校等欠席者・感染症情報システム

最近20開校(園)日の欠席者推移(単位は在籍者数1,000人あたりの欠席者数)



保健所管内別
最近10開校(園)日の手足口病欠席者数

(在籍者数1,000人あたり)

手足口病
  桑名 四日市市 鈴鹿 松阪 伊勢 伊賀 尾鷲 熊野
2024-03-14
2024-03-15
2024-03-18
2024-03-19 0.14
2024-03-21
2024-03-22 0.21
2024-03-25
2024-03-26
2024-03-27
2024-03-28

予防啓発用パンフレット(クリックすると別窓で開きます)

感染症発生動向調査

感染症発生動向調査による患者届出状況(定点医療機関から報告された患者報告数)
 警報レベル(赤色実線)を超えた場合、大きな流行が発生または継続していることが疑われ、注意報レベル(赤色破線)を超えた場合は、大きな流行が発生する可能性がある又は流行が終息していない可能性が疑われます。これらはあくまで流行状況の指標であり、都道府県として発令される「警報」とは異なります。
過去5年間との患者報告数の比較
本年の定点あたり患者報告数が赤色折れ線を越えているときは、過去5年間と比較して報告数がかなり多いことを示しています。(過去5年間の平均:当該週とその前後の週の計15週分の平均、SD:標準偏差)

手足口病って、どんな病気?

1 手足口病とは・・・?

 口腔粘膜、手掌、足底に水疱を形成するウイルス性発疹症です。典型的な例では、軽い発熱、食欲不振、喉の痛み等で始まり、発熱から2~3日経過すると発疹を形成しますが、1週間~10日で自然消退します。予後は良好ですが、ごく稀に無菌性髄膜炎を併発することがあり、経過中に元気がない、頭痛・嘔吐を伴う、発熱が2日以上続く、などの症状が見られる場合は慎重に対処する必要があります。
 起因ウイルスはエンテロウイルスの一部で、コクサッキーA16(CA16)とエンテロウイルス71(EV71)がそのほとんどを占めますが、CA4、CA10などでも同様の症状を起こすことがあります。

2 流行疫学

 手足口病は例年6~7月にかけて流行の山がみられますが、最近では秋から冬にかけても発生が続いており、他のエンテロウイルス感染症に比べて通年性の傾向があります。年齢層は乳幼児期を中心に、学童期でもよくみられます。主因ウイルスは流行年によって変わりますが、これまでの病原微生物発生動向調査では、手足口病の流行年に一致してCA16あるいはEV71のいずれかが優位に分離されています。

3 予防と発生時の対策

 鼻汁、糞便等の排泄物による接触感染、もしくは咳等による飛沫感染により、他人に移るので、人との接触を少なくする、手洗いなど日常的に清潔を保つことが重要となります。

引用・参考文献

手足口病に関するQ&A(厚生労働省)
手足口病とは(国立感染症研究所)
医師からの都道府県知事等への届出のための基準