マイコプラズマ肺炎

学校等欠席者・感染症情報システム

最近20開校(園)日の欠席者推移(単位は在籍者数1,000人あたりの欠席者数)



保健所管内別
最近10開校(園)日のマイコプラズマ肺炎欠席者数

(在籍者数1,000人あたり)

マイコプラズマ肺炎
  桑名 四日市市 鈴鹿 松阪 伊勢 伊賀 尾鷲 熊野
2024-04-10
2024-04-11
2024-04-12
2024-04-15
2024-04-16
2024-04-17
2024-04-18 0.08
2024-04-19 0.08
2024-04-22
2024-04-23

予防啓発用パンフレット(クリックすると別窓で開きます)

感染症発生動向調査

感染症発生動向調査による患者届出状況(定点医療機関から報告された患者報告数)
 警報レベル(赤色実線)を超えた場合、大きな流行が発生または継続していることが疑われ、注意報レベル(赤色破線)を超えた場合は、大きな流行が発生する可能性がある又は流行が終息していない可能性が疑われます。これらはあくまで流行状況の指標であり、都道府県として発令される「警報」とは異なります。
過去5年間との患者報告数の比較
本年の定点あたり患者報告数が赤色折れ線を越えているときは、過去5年間と比較して報告数がかなり多いことを示しています。(過去5年間の平均:当該週とその前後の週の計15週分の平均、SD:標準偏差)
過去5年間との患者報告数の比較
本年の定点あたり患者報告数が赤色折れ線を越えているときは、過去5年間と比較して報告数がかなり多いことを示しています。(過去5年間の平均:当該週とその前後の週の計15週分の平均、SD:標準偏差)

マイコプラズマ肺炎って、どんな病気?

1 マイコプラズマ肺炎とは・・・?

  肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)の感染により異型肺炎の症状を呈する疾患で、幼少児から青年期に多くみられます。潜伏期間は2~3週間で、発症は全身倦怠感、発熱(39℃以上が多い)、頭痛、咳で始まります。咳は次第に激しさを増し、小児では喘鳴を認めることが少なくありません。他に中耳炎や発疹、ときには髄膜炎、脳炎、心筋炎、肝炎を起こすなど症状は多彩ですが、一般に、細菌性の典型的な肺炎に比べると重症度は低いとされています。

2 流行疫学

 世界的に散発ないし流行が見られる疾患で、従来4年毎の周期で発生が増減しており、最近では1984年、1988年に大きな流行がみられました。ヒトからヒトへの鼻咽頭分泌液の飛沫感染により伝播し、家族内感染もしばしばみられます。年齢により症状の重さも異なりますが、肺炎は感染者の3~30%に発症するとされています。

3 予防と発生時の対策

 流行時には手洗い、うがいを励行し、室内の換気をよくする必要があります。患者の感染力は発症から10日前後(症状持続の例でも6週間程度)で消失しますが、この間は濃厚な接触をなるべく避けるようにしましょう。

引用・参考文献

マイコプラズマ肺炎とは(国立感染症研究所)
医師からの都道府県知事等への届出のための基準