三重県週報概要


最新週報:2025年第43週 10月20日~10月26日


全数把握対象疾患

  • 1類感染症:届出なし。
  • 2類感染症:結核_43週診断5人。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症_43週診断2人。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)_43週診断1人、日本紅斑熱_43週診断1人。
  • 5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症_43週診断1人、梅毒_42週診断1人、播種性クリプトコックス症_43週診断1人、百日咳_41週診断1人_42週診断3人_43週診断22人。

定点把握対象疾患

定点当たり患者届出数が1以上の疾患は

インフルエンザ(4.66人/定点↑)、新型コロナウイルス感染症(2.13人/定点↓)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(1.45人/定点↑)、感染性胃腸炎(3.3人/定点↑)、RSウイルス感染症(2.27人/定点↑)、マイコプラズマ肺炎(1.84人/定点↑)の6疾患でした。

[↓:先週より減少、→:横ばい(先週比1.00)、↑:先週より増加]

※急性呼吸器感染症に関する情報はこちら

各疾患(一部)の詳しい情報はこちら

<三重県感染症情報2025年第43週の解説>

インフルエンザは定点当たり4.66と増加し、急性呼吸器感染症サーベイランスにおけるインフルエンザA型迅速診断陽性率も約19%と増加傾向です。新型コロナウイルス感染症は定点当たり2.13と減少し、急性呼吸器感染症サーベイランスにおける新型コロナウイルス迅速診断陽性率も約9%と減少傾向です。しかし依然として地域での一定の循環が見られており注意が必要です。RSウイルス感染症は定点当たり2.27でやや増加、マイコプラズマ肺炎も定点当たり1.84で学童・青年期を中心に報告されており、増加傾向です。手洗い・咳エチケット等の予防策を行うとともに、ワクチン接種をご検討いただき、症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

(三重大学大学院医学系研究科 公衆衛生・産業医学・実地疫学分野)

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