三重県週報概要


最新週報:2025年第51週 12月15日~12月21日


全数把握対象疾患

  • 1類感染症:届出なし。
  • 2類感染症:結核_51週診断4人。
  • 3類感染症:届出なし。
  • 4類感染症:つつが虫病_50週診断1人。
  • 5類感染症:アメーバ赤痢_50週診断1人、侵襲性肺炎球菌感染症_51週診断1人、梅毒_50週診断1人、百日咳_25週診断1人_26週診断2人_27週診断1人_28週診断1人_29週診断3人_30週診断1人_31週診断1人_32週診断2人_43週診断1人_49週診断1人_50週診断1人_51週診断7人。

定点把握対象疾患

定点当たり患者届出数が1以上の疾患は

インフルエンザ(33.84人/定点↓)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(1.61人/定点↓)、感染性胃腸炎(2.95人/定点↑)、RSウイルス感染症(1.07人/定点↑)、マイコプラズマ肺炎(1.34人/定点↑)の5疾患でした。

[↓:先週より減少、→:横ばい(先週比1.00)、↑:先週より増加]

※急性呼吸器感染症に関する情報はこちら

各疾患(一部)の詳しい情報はこちら

マイコプラズマ肺炎のグラフはこちら

<三重県感染症情報2025年第51週の解説>

 全数報告では百日咳が報告されています。例年に比して報告数の多い状況が続いていますので引き続き注意が必要です。定点報告ではインフルエンザが4週連続で減少(定点当たり33.84)しています。一方、インフルエンザBの報告が、迅速検査陽性率で約4%と少ないものの増加傾向であり、今後さらに増加することが予想されます。発症前のワクチン接種による予防策をご検討ください。

(三重大学大学院医学系研究科 公衆衛生・産業医学・実地疫学分野)

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