最新週報:2025年第50週 12月8日~12月14日
定点当たり患者届出数が1以上の疾患は
インフルエンザ(36.9人/定点↓)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(1.7人/定点↑)、感染性胃腸炎(2.84人/定点↑)、RSウイルス感染症(1人/定点↓)、マイコプラズマ肺炎(小児科定点:1.11人/定点↓、基幹定点:1.00人/定点↓)の5疾患でした。
[↓:先週より減少、→:横ばい(先週比1.00)、↑:先週より増加]
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<三重県感染症情報2025年第50週の解説>
定点報告における急性呼吸器感染症は減少傾向です(定点当たり75.9)。インフルエンザが3週連続で減少(定点当たり36.9)しており、内科・小児科ともに減少傾向です。一方、インフルエンザA迅速診断陽性率は依然、約55%と高く、インフルエンザB迅速診断陽性率も約2%見られてきています。他の病原体ではエンテロウイルス/ライノウイルスが多く検出されています。引き続き、体調管理や手洗い、適切なマスク着用を含む咳エチケット、室内の換気等、疾病予防に努め、発症前のワクチン接種による予防策をご検討ください。
(三重大学大学院医学系研究科 公衆衛生・産業医学・実地疫学分野)