最新週報:2025年第49週 12月1日~12月7日
定点当たり患者届出数が1以上の疾患は
インフルエンザ(41.87人/定点↓)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(1.39人/定点↑)、感染性胃腸炎(2.27人/定点↓)、RSウイルス感染症(1.25人/定点↑)、マイコプラズマ肺炎(小児科定点:1.27人/定点↓、基幹定点:1.22人/定点↓)の5疾患でした。
[↓:先週より減少、→:横ばい(先週比1.00)、↑:先週より増加]
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<三重県感染症情報2025年第49週の解説>
定点報告では急性呼吸器感染症は先週から横ばい程度(定点当たり84.0)で推移しており、インフルエンザは先週よりやや減少(定点当たり41.9)ですが、インフルエンザB陽性例も報告されてきています。一方で、全数報告では侵襲性肺炎球菌感染症が4例報告されており、細菌性の合併症にも注意が必要です。また、水痘の報告が津保健所管内で増えており、さっちみえで水痘による学校等欠席者の報告もみられます。いずれもワクチン接種による予防策をご検討ください。
(三重大学大学院医学系研究科 公衆衛生・産業医学・実地疫学分野)