水痘

 水痘は、例年11月から増加し始め、1~2月にやや減少し、3~5月に再び増加した後、8~10月に減少する流行状況を呈し、年間を通じて患者の発生が見られます。2015年から2017年の患者数は低い水準で推移しています。
三重県の2022年第3週 1月17日(月)~1月23日(日)の定点当たり患者数は0.09人となっています。
 水痘は気道を介して飛沫感染するか、水疱や粘膜の排出物から接触感染することにより人から人へ伝染します。本疾患を予防するにはワクチン接種が最も効果的ですが、患者との接触を避けることも重要といわれています。
 <保健所管内別定点あたり届出数>
 警報レベルを超えた場合、大きな流行が発生または継続していることが疑われる、注意報レベルを超えた場合は、大きな流行が発生する可能性がある又は流行が終息していな可能性が疑われます。これらはあくまで流行状況の指標であり、都道府県として発令される「警報」とは異なります。
報告数の過去5年間の報告数との比較
 本年の定点あたり報告数が、赤色折れ線を超えているときは、過去5年間と比較してかなり報告数が多いことを示しています。(過去5年間の平均:当該週とその前後の週の計15週の平均)
水痘
  桑名 四日市市 鈴鹿 松阪 伊勢 伊賀 尾鷲 熊野
2022-01-14 0.03 0.05 0.06 0.17 0.22
2022-01-17 0.03 0.08 0.17 0.1
2022-01-18 0.03 0.09 0.11 0.1
2022-01-19 0.03 0.05 0.07 0.11 0.11
2022-01-20 0.03 0.05 0.08 0.11
2022-01-21 0.02 0.05 0.08 0.12 0.1
2022-01-24 0.04 0.09 0.1
2022-01-25 0.04 0.04 0.06
2022-01-26 0.03 0.04 0.05
2022-01-27 0.04 0.05
<学校等欠席者情報システムとは>
 感染症で欠席する児童・生徒等の発生状況をリアルタイムに把握して、学校(保育園)、教育委員会(保育課)、学校医、保健所等と情報を共有することができるシステムです。
 現在、公益財団法人 日本学校保健会により運営されております。
全国の水痘定点当たり患者届出数(最新情報)
国立感染症研究所のホームページより
水痘って、どんな病気?
1 水痘とは…?
 水痘(みずぼうそう)は水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zonster virus;VZV)の感染によっておこる発熱と発疹を主症状とする急性の伝染性疾患です。乳幼児、学童いずれの年齢でも罹患し、感染すると2~3週間の潜伏期を経て発症します。発疹は、全身性で掻痒感を伴い、紅斑、丘疹を経て急速に水疱を形成し、3~4日で痂皮の各段階の発疹が同時に混在することが特徴です。臨床経過は一般的に軽症で、倦怠感、掻痒感、2~3日の38℃前後の発熱にとどまることが大半ですが、成人はより重症になり合併症の頻度も高くなります。水痘帯状疱疹ウイルスは、一度感染すると終生、知覚神経節に潜伏するため、免疫機能の低下によりウイルスが再活性化し、帯状疱疹として再発することがあります。
2 流行疫学と予防
 水痘帯状疱疹ウイルスは世界中に分布し、我が国では、例年冬から春にかけて流行しますが、年間を通じて患者の発生がみられます。水痘は最も伝染しやすい感染症の一つで、気道を介して飛沫感染するか、水疱や粘膜の排出物から接触感染することにより、人から人へ伝染します。水痘帯状疱疹ウイルスの感受性宿主は人のみであり、本疾患の予防は、感染源との接触を避けるともにワクチンの接種をおこなうことで予防できます。
引用(参考)文献