レジオネラ症

 レジオネラ症を引き起こすレジオネラ属菌は,河川、湖沼、温泉などの水環境や土壌に存在しています.エアロゾル(霧やしぶき)を発生するような冷却塔、加湿器や循環式浴槽からの感染が多く報告されています.
 三重県では2010年以降,日本では2009年から患者数の増加傾向が見られ,患者は男性が圧倒的に多く(図1、図2),三重県における2006年からの累計で7月が最も患者発生が多く,2月が少なかった(図3).年齢階級別では60歳以上が約75%を占めている(図4).
桑名 四日市市 鈴鹿 松阪 伊勢 伊賀 尾鷲 熊野
2006 1 3 1
2007 3 2 2 4 1
2008 4 6 5 2 3 1
2009 2 3 4 1 1
2010 1 5
2011 2 1 1 1 1 1
2012 4 3 3 1 1
2013 2 4 1 7 4 1
2014 1 4 5 4 2 1
2015 1 6 1 7 3 2 3
2016 1 6 3 2 2 1 5
2017 5 11 4 4 3
2018 4 6 3 11 6 3 3 2
2019 6 3 5 5 3 3 2
2020 8 6 5 2 2 6
2021 4 4 2 7 1 5
2022 9 8 2 5 1 3 6
引用(参考)文献
1) 我が国のレジオネラ症の発生動向調査における概要 2007.1.1~2016.12.31(国立感染症研究所 感染症疫学センター)