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RSウイルス感染症
RSウイルス感染症は冬季に多い病気で、年齢を問わず感染します。軽いかぜ様症状から細気管支炎や肺炎に至るまで様々な症状を呈しますが、特に3歳以下の乳幼児では重症化することがあるので注意を要します。
例年12月をピークに11月~翌年1月にかけて流行していましたが、2020年は患者発生がほとんどなく、翌2021年以降は3年続けて夏季に大規模な流行のピークがみられました。2024年は第13週(3月25~31日)に定点当たり週間患者数1人を超えてから約4か月に亘り同2人程度の流行が継続しましたが、第32週(8月5~11日)以降は減少しました。
三重県の2024年第44週 10月28日(月)~11月3日(日)の定点当たり患者数は0.38人となっています。
この疾患は、感染者の咳などによる飛沫や、呼吸器からの分泌物に汚染された手や物を介して経口的に人にうつります。手洗いを励行し、日常的に清潔を保つように心がけましょう。
保健所別・週別の患者届出数を見る
地域別 最近1年間の RSウイルス感染症 流行推移グラフ
<保健所管内別定点あたり届出数>
警報レベルを超えた場合、大きな流行が発生または継続していることが疑われる、注意報レベルを超えた場合は、大きな流行が発生する可能性がある又は流行が終息していな可能性が疑われます。これらはあくまで流行状況の指標であり、都道府県として発令される「警報」とは異なります。
報告数の過去5年間の報告数との比較
本年の定点あたり報告数が、赤色折れ線を超えているときは、過去5年間と比較してかなり報告数が多いことを示しています。(過去5年間の平均:当該週とその前後の週の計15週の平均)
全国のRSウイルス感染症の患者届出数(最新情報)
国立感染症研究所のホームページより
RSウイルス感染症って、どんな病気?
1 RSウイルス感染症とは…?
RSウイルス感染症は年齢を問わず、生涯にわたって罹患するもので、軽いかぜ様症状から重症な細気管支炎や肺炎などの下気道疾患に至るまで様々な症状を呈します。特に、乳幼児期において重要な疾患で、初感染の1/3が下気道疾患を起こすことが報告され、1歳以下では中耳炎の合併がよくみられます。乳児の約70%が1歳までに罹患し、3歳までにすべての小児が抗体を獲得するといわれています。
2 流行疫学
近年は夏から増加傾向となり秋にピークがみられていましたが、2021年から2023年にかけては夏にピークがみられました。今後の発生動向については、注視していく必要があります。
3 予防方法
主な感染経路は、大きな呼吸器の飛沫と、呼吸器の分泌物に汚染された手指や物品を介した接触です。家族内感染が起こりやすく、軽症のかぜ様症状を呈する学童から家族内に持ち込まれることが多いため、乳幼児とより年長の小児のいる家族では特に注意が必要です。手洗いなど日常的に清潔を保つように心がけましょう。
なお、ハイリスクの乳幼児を対象としたモノクローナル抗体製剤や、60歳以上を対象としたワクチン及び生まれてくる子の予防を目的に妊婦に接種するワクチンがあります。
引用(参考)文献
NIID 国立感染症研究所 IDWR感染症の話
医師からの都道府県知事等への届出のための基準
RSウイルス感染症に関するQ&A(厚生労働省)
疾患別情報
結核
腸管出血性大腸菌
レジオネラ症
後天性免疫不全性症候群
梅毒
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RSウイルス感染症
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