インフルエンザ
(流行時期に合わせ第36週から翌年第35週を1シーズンとして集計しております)
全国では、2025/26シーズン終盤の2026年第34週(8月17日~23日)に流行開始の目安とされる定点当たり患者報告数1人を超え、
厚生労働省が流行入りを発表しました。三重県では2026年第36週に流行入りし、地域差がありますが、県全体では定点当たり患者報告数6~8人の規模で推移しています。今後の本格的な流行期に備えて体調管理に努めるとともに、「部屋の換気」や「手洗い」、「マスク着用を含む咳エチケット」など感染予防対策を徹底しましょう。また、インフルエンザワクチンの接種も検討しましょう。
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IASR速報記事「2026年夏季におけるインフルエンザの流行入りとインフルエンザウイルスについて」(2026/10/16掲載、JIHS 国立健康危機管理研究機構)
三重県の2026年第43週 10月19日(月)~10月25日(日)の定点当たり患者数は6.85人となっています。
入院サーベイランスによる基幹定点入院患者数
入院サーベイランスによる基幹定点(9定点)入院患者数
| シーズン |
入院患者数 |
入院時の状況(重複あり) |
| ICU入室 |
人工呼吸器の利用 |
頭部CT検査 |
頭部MRI検査 |
脳波検査 |
いずれにも該当せず |
| 24/25 |
1548 |
37 |
21 |
1501 |
38 |
0 |
0 |
| 25/26 |
514 |
14 |
6 |
490 |
0 |
0 |
0 |
| 26/27 |
28 |
0 |
0 |
28 |
0 |
0 |
0 |
24/25シーズンは2024年36週から2025年35週の合計
25/26シーズンは2025年36週から2026年35週の合計
26/27シーズンは2026年36週から2027年35週の合計
報告数の過去5年間の報告数との比較
本年の定点あたり報告数が、赤色折れ線を超えているときは、過去5年間と比較してかなり報告数が多いことを示しています。(過去5年間の平均:当該週とその前後の週の計15週の平均)
インフルエンザ
| |
桑名 |
四日市市 |
鈴鹿 |
津 |
松阪 |
伊勢 |
伊賀 |
尾鷲 |
熊野 |
| 2026-10-15 |
3.32 |
3.63 |
6.23 |
3.82 |
3.97 |
2.39 |
2.46 |
0.70 |
|
| 2026-10-16 |
2.88 |
3.99 |
9.29 |
3.36 |
3.65 |
2.56 |
4.05 |
1.97 |
|
| 2026-10-19 |
3.23 |
1.69 |
5.35 |
1.90 |
3.59 |
2.37 |
8.54 |
0.62 |
0.52 |
| 2026-10-20 |
2.70 |
2.44 |
5.56 |
4.03 |
4.20 |
3.12 |
10.74 |
0.56 |
|
| 2026-10-21 |
1.63 |
2.82 |
5.33 |
3.56 |
2.99 |
3.05 |
1.67 |
0.67 |
|
| 2026-10-22 |
3.20 |
2.43 |
5.98 |
2.50 |
4.92 |
3.30 |
3.94 |
|
|
| 2026-10-23 |
3.12 |
2.24 |
4.93 |
3.41 |
3.17 |
1.66 |
6.39 |
|
|
| 2026-10-26 |
2.69 |
1.67 |
5.88 |
4.63 |
4.62 |
3.21 |
2.19 |
0.54 |
|
| 2026-10-27 |
2.51 |
2.04 |
4.23 |
3.86 |
4.00 |
3.32 |
3.84 |
1.54 |
1.42 |
| 2026-10-28 |
2.57 |
2.68 |
4.64 |
2.65 |
3.18 |
4.18 |
5.84 |
2.60 |
|
<学校等欠席者情報システムとは>
感染症で欠席する児童・生徒等の発生状況をリアルタイムに把握して、学校(保育園)、教育委員会(保育課)、学校医、保健所等と情報を共有することができるシステムです。
現在、公益財団法人 日本学校保健会により運営されております。
・「当該日に当該疾患で欠席している人数」を集計し、数値は「在籍者数1,000人当たりの欠席者数」を表します。
インフルエンザ(Influenza)って、どんな病気?
1 インフルエンザとは…?
一般に「かぜ」の症状は、くしゃみ、咳、のどの痛み、鼻水などが主で、年間通じて見られる疾患です。
しかし「インフルエンザ」の症状は、最高39~40℃の発熱に加え、筋肉や関節の痛み、倦怠感といった全身症状が強く、時に脳炎や肺炎を起こすなど重症化しやすい疾患で、普通の「かぜ」とは異なるという認識が必要です。
2 流行疫学
インフルエンザの流行状況や規模はシーズンによって異なりますが、例年11月下旬~12月に患者が発生し始め、1月に入りその数が急増すると2月前後でピークとなり、4月には終息していくパターンです。短期間に爆発的な流行を引き起こすのがインフルエンザの特徴といえます。
インフルエンザウイルスはA、B、C型に分類されますが、ウイルス表面の抗原性(HA、NA)の違いにより、A型はさらにH1N1(ソ連型、AH1N1pdm09)、H3N2(香港型)といった亜型に分けられます。同一の亜型内であっても、HAとNAのわずかな変化が免疫に影響するため、一度インフルエンザウイルスの感染を受けて免疫ができても、シーズン毎あるいは同一シーズン中に流行株が変われば、再感染することになります
3 予防と発生時の対策
・人混みを避けること。
・手洗い、マスクの着用を含む咳(せき)エチケットを心がけること。
・十分な栄養、睡眠を取り、日頃から体調を整えること。
・特に、罹患者がいる場合には室内の換気を行い、湿度を50~60%に保つこと。
(引用・参考文献)
感染症予防必携,日本公衆衛生協会
インフルエンザのすべて-その臨床の最前線-,岡部信彦,新興医学出版社
インフルエンザとかぜ症候群,加地正郎,南山堂